インタビュー(守屋　貴正）

若い頃は漠然と群馬を出たいと思っていて、栃木の全寮制の高校に通い、そのまま埼玉の薬科大学に進んでいました。
このまま地元には戻らないかもと思っていたのですが、たまたま実習先が太田中央薬局で、そこで人生観が変わったことが入社のきっかけです。

正直、薬科大学には進んでいたのですが、薬剤師に憧れていたというわけではありませんでした。だから学生時代はひどかったです。
地方での引越しのバイトを優先してテストに間に合わずに留年しちゃったくらいでしたから（笑）。
そんな自分ですが、実習先の太田中央薬局で先輩薬剤師（田島さん、秋葉さん）を見た時に衝撃が走りました。
本当に仕事ができる方々で、「薬剤師の仕事ってすごい！」「仕事ができる人って格好いい！」って、ここで初めて思えました（笑）。
この印象が鮮烈で、ここで働きたいと思い入社を決めました。

仕事のプロに常に刺激を受け、成長できたことです。最初は本当に何もできなかったので、先輩の仕事をなんとか盗もうと必死でした。
先輩の投薬している様子を録音して、家でも通勤中でもずっと聞いて、話せるようにしたり、薬の棚番をメモして家で再現して、薬を早くピッキングできるように練習をしていました。
今思うと危ないやつですよね（笑）。でも、その時は「なんとしても食らいつかなきゃ」って必死だったんです。
今のうちの印象ともだいぶ違う感じですよね（笑）。

患者様の要望に応えられなかったり、説明不足で終わってしまった時です。
プロとして働いている仕事なので、申し訳なさと恥ずかしさから、「次は絶対にそんな思いはさせてはいけない、絶対に満足していただくぞ」という思いが湧くので、それがやりがいやモチベーションに繋がっています。

会社にとって都合の良い判断を押し付けることなく、一人ひとりの意見をしっかりと聞き、尊重してくれるとことです。
「こうなったから、こうしてよ」ではなく、「こうなったけど、どう思う？」って聞いていただけて、耳が痛いような内容でもしっかり聞こうとしてくれる姿勢が本当にすごいと思います。どんな意見も受け止めてもらえるっていう安心感は大事ですね。

尊敬できて、憧れるような人が多いです。これは先輩だけでなく、後輩もそうで、今自分が一番憧れているのは二人の後輩です。
二人ともゴールまでの道のりの組み立て方がうまくて、状況対応能力が高いところです。こういう人の存在は、自分の成長のきっかけになるので本当にありがたいです。

薬剤師業務を極めていくのはもちろんですが、それ以外にも地域の方々とつながるようなコミュニティを作っていきたいです。
人はそれぞれ個性や得意分野を持っているので、それを活かして活躍していけたら面白いのではないかと思っています。
みんなそれぞれ「薬剤師×◯◯」みたいなものを持っていて、イキイキしている。そんな薬局を作っていきたいです。

勉強得意じゃない、仕事ができるか不安、周りに迷惑かけてたらどうしよう…等、多少ネガティブな気持ちはあると思いますが、働いてみるとそれを考えていたのが馬鹿らしくなります。それぐらいアットホームな会社です。